FXにいよいよレバレッジ規制導入
昨日(8月1日)より証拠金取引規制・・・レバレッジ上限50倍が導入されました。来年は25倍規制が導入される予定です。
さて、レバレッジ50倍ということですが、この倍率を超えて取引をされている利用者は全利用者の約15%程度だということですから、この規制によって影響を受ける「利用者数」はそう多くないことになります。
ただ、倍率が大きいということは動かす資金が巨大であったことを示しますし、いまや個人投資家の「玉」が為替市場においても大きな存在感を示しているだけに、市場流通量には影響を与えることになりますね。
インターバンク関係者に話を聞くと、機関投資家などのプロとは全く違う視点で巨額資金(つまり高倍率で)を取引する個人投資家もいるため、最近では値動きの予測が立てにくい変則的なマーケットになっているとのことでしたから、そういう意味では多少なりとも市場の安定化・健全化に寄与する可能性もある規制と言えるかもしれません。とはいえ、海外にこうした規制がありませんので、効果のほどは?ですが。
もしクロス円でマイナー通貨を高倍率で取引することを常にしていた利用者がいれば、そもそも流通量が少ない通貨ペアの取引市場からの資金撤退を意味しますので、少なからずの影響が考えられます。ボラティリティも大きくなることでしょう。
ところで、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、FX業者にはこのレバレッジ倍率が高いことを売りにしているようなところも結構ありました。中には400倍なんていうところも!
本当に超高倍率が個人投資家にとって良いことなのでしょうか?為替市場の値動きの早さや動き方を少しでも知っている方であれば、それがどれほどのリスクをもち、儲かる可能性以上に「やられてしまう」可能性が高いことを理解されていることと思います。
ほんの少しレートが動いただけですぐにロスカット、しかも巨額なだけに為替レートは滑ってしまい損切りレートよりずっと悪いレートで手仕舞うこと=大きな損失になる・・・そんな取引につながりかねないのです。
個人的には真面目に投資家のことを考えている業者であればそれほどの超高倍率を提供しないのではと思います。いずれにせよ、今回の規制によってFX業者が淘汰されていく可能性も高いと言えますね。
なお、今回の規制導入において、新規建玉時に建玉の2%以上の証拠金が必要となり、建玉を保有する期間を通じて、為替相場の変動を反映させた上で維持することが義務付けられました。必要な証拠金が維持されているか否かは、毎営業日一定時刻に判定されます。
レバレッジ倍率50倍以上でない利用者にとってもルール変更の影響はありますので、十分に注意するようにしてください。
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FXやCFD取引は証拠金取引であるため、現物の株や外貨のように買うだけではなく(ロングでエントリー)、売りからも(ショートでエントリー)することができます。現在のデフレ状態にある世界経済、金融マーケットにおける株、円などすべての価格が下落している局面では、ショート(売りもち)が非常に有効です。
為替相場の注目ポイント
RBA理事会・・・政策金利は4.50%に据え置きが確実。
英中銀MPC・・・政策金利は据え置きが確実。年内の利上げ観測は
一段と後退か
ECB理事会・・・政策金利は据え置きが確実。総裁会見で景気に
楽観的な見方が示されればユーロ買い
米国雇用統計・・・景気鈍化懸念が強く、下振れの場合はインパクトが
大きい
夏休み直前・・・輸出企業の駆け込み的な売りで上値は限定的か
先週末は、米GDPが個人消費を中心に下方修正されたことからややドル売りが進んだ。本コラムで何度か指摘していることだが、6月に発表された米経済指標の多くは、米国経済の変調を示している。ユーロに関する材料が徐々に市場の注目を集めなくなっているだけに米国経済の変化の兆しが、ドル売りにつながりやすい状況となっている。こうした中、21:30に発表が予定されている米個人消費には注意が必要だ。事前予想では前月比+0.1%が見込まれているが、米国経済の回復」という市場の期待が事前予想に含まれている感もある。先週末の米GDPのように事前予想を下回る伸びとなれば程度の差こそあれドルがさらに売られることになるだろう。